日本歴史地名大系 「枕石寺」の解説
枕石寺
ちんせきじ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
茨城県常陸太田(ひたちおおた)市上河合(かみかわい)町にある寺。内田山(うちださん)というが、一に滝上山(たきがみさん)大門(おおかど)院と号し、真宗大谷派に属する。寺伝によれば、1212年(建暦2)の晩秋の夕暮れ、越後(えちご)よりこの地を過ぎんとした宗祖親鸞(しんらん)が、郷士日野左衛門尉頼秋(ひのさえもんのじょうよりあき)に一夜の宿を求めたが応じられず、やむなく石を枕(まくら)に露臥(ろが)していた。その夜頼秋は霊夢をみて悔悟し、弟子となって名を道円と改め、その居宅を寺にしたという。この話は倉田百三(くらたひゃくぞう)の『出家とその弟子』の冒頭にも取り入れられ、よく知られている。寺地は初め大門にあったが、のち内田へ、そしてさらに現在地へと移された。境内の枕石は旧地より運ばれたという。親鸞の直弟二十四輩の遺跡巡礼地第15にあたる。
[森 章司]
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新