枯木死灰(読み)コボクシカイ

デジタル大辞泉 「枯木死灰」の意味・読み・例文・類語

こぼく‐しかい〔‐シクワイ〕【枯木死灰】

枯れた木と冷えた灰。活気がなく情熱に欠けていることのたとえ。枯木冷灰。
「―でない限りは、欲も野心も山ほどある」〈蘆花思出の記

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「枯木死灰」の意味・読み・例文・類語

こぼく‐しかい‥シクヮイ【枯木死灰】

  1. 〘 名詞 〙 枯れた木とさめた灰。また、情熱や活気がないこと、世俗から離れていることなどのたとえ。
    1. [初出の実例]「心未だ枯木死灰(コぼくしクヮイ)の如くならずは、色に耽り、香に染む愛念、などか無からんや」(出典太平記(14C後)三七)

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四字熟語を知る辞典 「枯木死灰」の解説

枯木死灰

枯れた木とさめた灰。また、情熱や活気がないこと、世俗から離れていることなどのたとえ。

[使用例] 円頂にして緇衣を纏い、自ら世人と異にして、生意蕭索日に枯木死灰に入り[三宅雪嶺王陽明|1893]

[使用例] 枯木死灰でない限りは、慾も野心も山ほどある[徳富蘆花*思出の記|1900~01]

[解説] 「死灰」はさめた灰のこと。

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