柱状大腿骨(読み)ちゅうじょうだいたいこつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

柱状大腿骨
ちゅうじょうだいたいこつ

ヒト大腿骨中央部後面の粗線と呼ばれる部分が発達して縦に続く隆起をつくり,あたかも大腿骨の表面にさらに添え柱をつけたようにみえる大腿骨のこと。そのような大腿骨の中央付近の断面は,前後径が大きくなり,横径との百分率 (大腿骨柱状示数) は 100%より大きく,120%をこえることもある。この形質は石器時代の現生人類に顕著であり,ネアンデルタール人類以前や現代人にはまれである。また類人猿にもみられない。成因は,粗線に付着する大腿広筋や内転筋などによって形成されるとする説,構造的補強のためとする説などがある。 (→扁平脛骨 )  

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