日本歴史地名大系 「柳新田村」の解説 柳新田村やなぎしんでんむら 静岡県:静岡市旧安倍郡地区柳新田村[現在地名]静岡市北安東(きたあんどう)一―二丁目・同五丁目など初め北安東村の一部で、元禄年間(一六八八―一七〇四)に分村したという(駿河志料)。分村後は旗本滝脇松平領、のち小島藩滝脇松平氏領として幕末に至る(「寛政重修諸家譜」・明治四年旧桜井県事蹟取調書など)。元禄郷帳に柳新田とみえ、高四〇六石余。旧高旧領取調帳では柳新田村上組一九六石余・同下組二〇九石余。 柳新田村やなぎしんでんむら 長野県:飯山市柳新田村[現在地名]飯山市大字常盤(ときわ)水沢平(みずさわだいら)のほぼ中央、東は大倉崎(おおくらざき)村、南は戸隠新田(とがくししんでん)に接する。川中島合戦の後、天正(一五七三―九二)頃武田の残党らによって開かれたとの伝説がある。村の西南に柳の大木があったので一本柳新田(いつぽんやなぎしんでん)ともよばれた。 柳新田村やなぎしんでんむら 神奈川県:小田原市柳新田村[現在地名]小田原市柳新田東境を仙了(せんりよう)川が流れ、北に足柄上(あしがらかみ)郡栢山(かやま)村、南は清水(しみず)新田、西は新屋(あらや)村と接する。南を東西に富士道が通る。近世は小田原藩領。「風土記稿」によれば、万治元年(一六五八)の検地帳に飯田(いいだ)郷柳新田村とあるという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by