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柴田承二 しばた しょうじ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

柴田承二 しばた-しょうじ

1915- 昭和-平成時代の薬学者。
大正4年10月23日生まれ。柴田桂太の次男。昭和25年東大教授,51年明治薬大教授。輸入黄変米(おうへんまい)の毒性色素の特定や漢薬の有効成分の解明などで知られる。48年学士院賞。平成9年文化功労者。東京出身。東京帝大卒。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

柴田承二
しばたしょうじ
(1915― )

薬学者。薬学博士。植物生理学者柴田桂太の次男として東京に生まれる。東京帝国大学医学部薬学科卒業。朝比奈泰彦(あさひなやすひこ)の下で漢薬・地衣成分を研究。東大南方自然科学研究所・同大学薬学科助教授を経て、1950年(昭和25)生薬学講座担任教授となる。1953年ロンドン大学衛生熱帯医学校教授レイストリックHarold Raistrick(1890―1971)の下で糸状菌ペニシリウム、イスランジカムの色素を研究。この菌は当時社会問題を提起した輸入黄変米(おうへんまい)菌で、その毒性色素の構造を決定、1959年それらの研究で日本薬学会賞を受賞。1968年カナダのブリティッシュ・コロンビア大学客員教授、1969年ドイツのレオポルディナ科学アカデミー会員。1973年「菌類および地衣代謝産物の研究」により日本学士院賞を受賞。正倉院薬物調査員、東大薬学部長、日本薬学会会頭、明治薬科大学教授、薬学研究奨励財団理事長などを歴任。1993年(平成5)日本学士院会員、1997年文化功労者。著書に『地衣成分の化学』(共著・1949)、『植物成分の生合成』(共著・1965)、『薬用天然物質』(共編・1982)、『薬用人参(にんじん)研究の進歩』(1990)などがある。[根本曽代子・幸保文治]
『朝比奈泰彦・柴田承二著『地衣成分の化学』(1949・河出書房) ▽柴田承二他著『生薬学総論』(1963・広川書店) ▽柴田承二・山崎幹夫著『植物成分の生合成』(1965・東京化学同人) ▽柴田承二他編・相見則郎他著『薬用天然物質』(1982・南山堂) ▽柴田承二他編・会田勝美他著『新編 生物活性天然物質』(1988・医歯薬出版) ▽『薬用人参研究の進歩』(1990・広川書店) ▽宮内庁正倉院事務所編、柴田承二監修『図説 正倉院薬物』(2000・中央公論新社)』

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