薬学者。東京・本所に生まれる。東京帝国大学出身。薬学博士。チューリヒのウィルシュテッターに、ついでベルリンのフィッシャーに学ぶ。東大助教授を経て教授となり、下山順一郎の生薬学講座を継承。和漢薬を中心とした化学的研究により1923年(大正12)帝国学士院恩賜賞を受賞した。帝国学士院会員。樟脳(しょうのう)の生体内酸化成績体ビタカンファーを創製。未開の地衣成分の特異な本質を次々に解明し、天然物化学における体系を明らかにした。地衣採集に80歳まで各地高山地帯を踏破した。東大名誉教授。文化勲章受章(1943)、文化功労者。日本薬学会、ドイツ化学会名誉会員。ドイツ学士院会員。薬理研究会理事長。第二次世界大戦後、宮内庁より正倉院薬物調査を委託された。主著に『地衣類』ほかがあり、『正倉院薬物』を監修した。
[根本曽代子]
『根本曽代子編『朝比奈泰彦伝』(1966・広川書店)』
明治〜昭和期の天然物有機化学者,薬学者 東京大学名誉教授。
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