栗城史多(読み)くりき のぶかず

知恵蔵mini 「栗城史多」の解説

栗城史多

登山家。1982年6月9日、北海道生まれ。札幌国際大学の山岳部で登山に出会い、2004年、初の海外遠征で北米大陸最高峰のマッキンリー単独登頂。大学在学中に6大陸最高峰を制覇する。07年からヒマラヤの8000メートル峰に挑戦するとともに、登山中にインターネットを通じての動画配信を開始。単独・無酸素による高峰登山を追求し、09年から毎年エベレストに挑戦していたが、いずれも失敗した。4度目の挑戦となった12年、手の指9本の大部分を凍傷で失う。18年4月、8度目のエベレストに挑戦し、登頂を目指している最中に体調が悪化。下山中に倒れ、死亡が確認された。享年35。

(2018-5-24)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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