故事成語を知る辞典 「株を守りて兎を待つ」の解説
株を守りて兎を待つ
[使用例]
[使用例] 彼女は、その途端ふと学校で習った「株を守って兎を待つ」と云う熟語を思い出した。約束もしない人が、
[由来] 「韓非子―
[解説] ❶「韓非子」では、昔の聖王たちの政治を現在の社会に復活させよう、と主張する人々を批判する、たとえ話になっています。昔の政治がうまくいったのは、ウサギが切り株にぶつかったようなもの。時代が変わっているのにそれを復活させようとするのは、ウサギがもう一度、切り株にぶつかるのを待つようなものだ、というわけです。❷現在では、昔と今の時代の違いというよりは、偶然うまくいったのを必然だと勘違いする愚かさを指して用いられます。
〔異形〕くいぜを守りて兎を待つ/株を守る/くいぜを守る/
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