核磁気(読み)カクジキ

化学辞典 第2版 「核磁気」の解説

核磁気
カクジキ
nuclear magnetism

原子核磁気モーメントが示す磁気的性質核磁気モーメントは,電子の磁気モーメントに比べてはるかに小さく,その磁性常磁性であるが,10-6 K 以下の温度では核スピン方向がそろう核整列状態が実現する.また,核磁性の動的な面をとらえる実験として,核磁気共鳴メスバウアー効果などの方法がある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「核磁気」の意味・わかりやすい解説

核磁気
かくじき
nuclear magnetism

原子核が示す磁気的性質または現象。核の磁気モーメントは核スピンに伴って現れる。核磁気の関係する現象には,核整列核磁気共鳴核磁気誘導メスバウアー効果などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android