化学辞典 第2版 「核磁気」の解説
核磁気
カクジキ
nuclear magnetism
原子核の磁気モーメントが示す磁気的性質.核磁気モーメントは,電子の磁気モーメントに比べてはるかに小さく,その磁性は常磁性であるが,10-6 K 以下の温度では核スピンの方向がそろう核整列状態が実現する.また,核磁性の動的な面をとらえる実験として,核磁気共鳴,メスバウアー効果などの方法がある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報