精選版 日本国語大辞典 「案内望遠鏡」の意味・読み・例文・類語 あんない‐ぼうえんきょう‥バウヱンキャウ【案内望遠鏡】 〘 名詞 〙 主望遠鏡に平行に取りつけられた小望遠鏡。視野が広いので、目的の天文の追跡を容易にする。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「案内望遠鏡」の意味・わかりやすい解説 案内望遠鏡あんないぼうえんきょうguiding telescope 大口径の主望遠鏡に平行に取付け,目標を定めるために使う望遠鏡のことで,普通は屈折式望遠鏡が使われる。天体写真を撮影する場合には,この望遠鏡の視野内に見える十字線上に,常に目的の天体がくるように調節する必要がある。電動式の赤道儀では,望遠鏡の方向を星の日周運動に合せて自動的に移動させるようになっているが,機械や周囲のいろいろな条件のために望遠鏡の方向は少しずつ目標からずれていく。そのため,長時間露出の撮影の場合には,やはり観測者が案内望遠鏡をのぞきながら,ずれを補正してやるのが普通である。最近は,案内望遠鏡の焦点部に光電管を置き,自動的にずれの調整を行うこともある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by