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日周運動 にっしゅううんどうdiurnal motion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

日周運動
にっしゅううんどう
diurnal motion

地球が自転しているため,地球上からは,すべての天体が東からのぼって西へ沈むのが観測される。これを天球日周運動といい,その周期は1恒星日で,すべての恒星について等しい。天の赤道上の恒星は大円を描き,他の星は小円を描いて運動する。観測者の緯度により,北極または南極に近い星は地平線下に沈まず,日周運動の全行程が観測される (→周極星 ) 。太陽は黄道上を順行するため,その日周運動の平均周期は1平均太陽日となる。

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デジタル大辞泉の解説

にっしゅう‐うんどう〔ニツシウ‐〕【日周運動】

1日を周期とする天球回転運動。地球が自転しているために、天体が東から西へ移動しているように見える。

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百科事典マイペディアの解説

日周運動【にっしゅううんどう】

地球の自転のため,見かけ上,天球が一日に1回,天の南北極を軸に東から西へ回転する運動。周期は23時間56分4.09秒(1恒星日)。

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世界大百科事典 第2版の解説

にっしゅううんどう【日周運動 diurnal motion】

天体が東から西に約1日で空を一周する運動を天体の日周運動という。日周運動により天体が天球上に描く軌跡を日周圏と呼ぶ。太陽の場合は,毎朝東の空に昇り南の空を通って西の地平線に沈むのが日周運動であるが,北極星の近くの星は,天の北極のまわりに時計の針と逆の向きに回転する。この場合でも星は東から西に回転するという。 すべての天体は天球の上にのっていると考えれば,天体の日周運動は天球の日周運動となる。天球の日周運動が地球の自転運動の反映であることはいうまでもない。

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大辞林 第三版の解説

にっしゅううんどう【日周運動】

地球の自転運動のため、地上から観察すると、天体が東より西へ天の北極を中心として約一日周期で回転するように見える現象。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

日周運動
にっしゅううんどう
diurnal motion

地球が西から東へ自転しているため、その地球に乗っている観測者から見ると、すべての星は地上に対して東から西へ動いているように見える。この動きを日周運動という。夜空の星が天球上に散りばめられたものとすれば、この天球自体が、天の北極と南極とを結ぶ線を軸(地球の自転軸と一致)として、地球自転と反対向きに回転していると考えることができる。この1回転の時間は地球の自転周期に等しく、23時間56分4秒である(一恒星日)。北半球における日周運動では、天の北極近くの星は周極星となるが、天の北極から離れた星は地平線を横切って運動する。その場合、星は東側の地平線から南に傾いて昇り、いちばん高く昇ったとき南にもっとも寄り(このときの高度を南中高度という)、西側の地平線に北に傾いて沈む。赤道上で見る星の日周運動は、東の地平線から垂直に昇り、西の地平線に垂直に沈む。一方、北極や南極における日周運動は大地に平行に回る。[北村正利・岡崎 彰]

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