精選版 日本国語大辞典 「梅壺」の意味・読み・例文・類語 うめ‐つぼ【梅壺】 〘 名詞 〙 禁中の殿舎の名。五舎の一つ。清凉殿の西北、飛香舎(ひぎょうしゃ)(=藤壺)の北にある。南面の中庭に紅梅、白梅があるのでこの名がつけられた。凝華舎(ぎょうかしゃ)。[初出の実例]「昔、男、梅壺より雨にぬれて人のまかり出づるを見て」(出典:伊勢物語(10C前)一二一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「梅壺」の意味・わかりやすい解説 梅壺【うめつぼ】 凝華舎(ぎょうかしゃ)とも。平安宮の内裏(だいり)五舎の一つ。女官用の室で,内裏の北西,藤壺の北にある。→関連項目襲芳舎 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報