梅護寺(読み)ばいごじ

日本歴史地名大系 「梅護寺」の解説

梅護寺
ばいごじ

[現在地名]京ヶ瀬村小島

浄土真宗本願寺派、八房山と号し、本尊阿弥陀如来。小島御坊とも称する。承元元年(一二〇七)に越後配流となった親鸞が同三年から四年にかけて滞在したと伝え、親鸞にまつわる伝説が残る。境内にある八房やつふさの梅(坐輪梅)は越後七不思議の一つで、親鸞が梅干種子を庭にまいたところ芽を出し、一輪の花に八つの実が結ぶようになったという。門外数珠掛じゆずかけ(国指定天然記念物)は親鸞が赦免の折に数珠をこの桜に掛けたところ数珠のようにつながった花を咲かせるようになったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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