森崎東(読み)モリサキアズマ

デジタル大辞泉 「森崎東」の意味・読み・例文・類語

もりさき‐あずま〔‐あづま〕【森崎東】

[1927~2020]映画監督長崎の生まれ。喜劇作品を多く手がける。「ニワトリはハダシだ」で芸術選奨代表作喜劇・女は度胸」「時代屋の女房」「塀の中の懲りない面々」など。

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百科事典マイペディア 「森崎東」の意味・わかりやすい解説

森崎東【もりさきあずま】

映画監督。長崎生れ。1954年京大卒。1956年松竹に入社後,山田洋次監督の助監督や共同脚本を手がけ,《喜劇・女は度胸》(1969年)で監督デビュー。《喜劇・女は男のふるさとヨ》(1970年)に始まる〈女シリーズ〉で,庶民のパワーが爆発する喜劇ならぬ自称〈怒劇〉を手がける。代表作に《黒木太郎の愛と冒険》(1977年),《生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言》(1985年),《時代屋女房》(1983年),《塀の中の懲りない面々》(1987年),《釣りバカ日誌スペシャル》(1994年)などがある。また〈寅さん〉シリーズの第3作《男はつらいよ・フーテンの寅》(1970年)も監督している。
→関連項目夏目雅子

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「森崎東」の解説

森崎東 もりさき-あずま

1927- 昭和後期-平成時代の映画監督。
昭和2年11月19日生まれ。昭和31年松竹にはいり,44年「喜劇・女は度胸」で監督デビュー。「喜劇・女は男のふるさとヨ」などを監督。50年フリーとなり,52年「黒木太郎の愛と冒険」を発表。平成17年「ニワトリはハダシだ」で芸術選奨。ほかに「時代屋の女房」「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」など。長崎県出身。京大卒。

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