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山田洋次 やまだようじ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

山田洋次
やまだようじ

[生]1931.9.13. 大阪
映画監督,脚本家。東京大学法学部卒業。 1954年松竹に入社。 64年『二階の他人』でデビュー。 69年の『男はつらいよ』のヒットにより同シリーズを二十数年間撮り続け,人情喜劇作家の第一人者とみなされる。

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デジタル大辞泉の解説

やまだ‐ようじ〔‐ヤウジ〕【山田洋次】

[1931~ ]映画監督。大阪の生まれ。ユーモアあふれる人情喜劇を描き、絶大な人気を得る。特に、主演の渥美清亡くなるまで作り続けた「男はつらいよ」シリーズは、国民的映画として圧倒的に支持された。代表作「馬鹿まるだし」「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」「キネマの天地」「息子」「たそがれ清兵衛」など。平成16年(2004)文化功労者。平成24年(2012文化勲章受章。

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百科事典マイペディアの解説

山田洋次【やまだようじ】

映画監督。大阪府生れ。東大卒業後,1954年松竹大船撮影所入所。川島雄三,渋谷実,野村芳太郎らの助監督を務める。《二階の他人》(1961年)でデビュー。以後《馬鹿まるだし》(1964年),《なつかしい風来坊》(1966年)など,クレージー・キャッツリーダー,ハナ肇を主演に迎えた作品で注目される。
→関連項目高倉健森崎東吉永小百合笠智衆

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

山田洋次 やまだ-ようじ

1931- 昭和後期-平成時代の映画監督。
昭和6年9月13日生まれ。昭和29年松竹にはいり,36年監督デビュー,「下町の太陽」「運がよけりゃ」などで評価される。44年「男はつらいよ」が大ヒット,以後シリーズ化され,主演の渥美清が死亡した平成8年まで48作をかぞえた。平成15年「たそがれ清兵衛」で毎日映画コンクール日本映画大賞,日本アカデミー賞など。16年文化功労者。20年芸術院会員。22年ベルリン国際映画祭特別功労賞(ベルリナーレ・カメラ)を受賞。24年文化勲章。25年日本アカデミー賞協会栄誉賞。26年名誉都民。作品はほかに「家族」「幸福の黄色いハンカチ」「キネマの天地」「学校」「おとうと」など。大阪府出身。東大卒。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

山田洋次
やまだようじ
(1931― )

映画監督。大阪府豊中(とよなか)市生まれ。1954年(昭和29)東京大学法学部卒業、松竹大船撮影所に演出助手として入社。主として野村芳太郎(よしたろう)の助監督をつとめ、1961年に『二階の他人』を初監督。『下町の太陽』(1963)、『馬鹿(ばか)まるだし』(1964)などの庶民喜劇で着実に実力をつける。1969年に監督した渥美(あつみ)清主演の『男はつらいよ』が大ヒットし、以来年1~2本のペースで1996年に渥美が亡くなるまでこのシリーズ48作品をつくり続け、松竹の屋台骨を支えながら日本の代表的監督となる。その間、『家族』(1970)、『幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ』(1977)、『遙(はる)かなる山の呼び声』(1980)、『キネマの天地』(1986)、『息子』(1991)、『学校』(1993)など、松竹映画の伝統を受け継いだ良質のドラマを生み出している。2002年(平成14)より時代劇作品も手がけ、『たそがれ清兵衛』(2002)は海外からも注目された。2003年から横綱審議会委員を務める。2004年文化功労者。[品田雄吉]

資料 監督作品一覧

二階の他人(1961)
下町の太陽(1963)
馬鹿まるだし(1964)
いいかげん馬鹿(1964)
馬鹿が戦車でやって来る(1964)
霧の旗(1965)
運が良けりゃ(1966)
なつかしい風来坊(1966)
九ちゃんのでっかい夢(1967)
愛の讃歌(1967)
喜劇 一発勝負(1967)
ハナ肇の一発大冒険(1968)
吹けば飛ぶよな男だが(1968)
喜劇 一発大必勝(1969)
男はつらいよ(1969)
続男はつらいよ(1969)
男はつらいよ 望郷篇(1970)
家族(1970)
男はつらいよ 純情篇(1971)
男はつらいよ 奮闘篇(1971)
男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971)
男はつらいよ 柴又慕情(1972)
故郷(1972)
男はつらいよ 寅次郎夢枕(1972)
男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973)
男はつらいよ 私の寅さん(1973)
男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(1974)
男はつらいよ 寅次郎子守唄(1974)
男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975)
同胞(はらから)(1975)
男はつらいよ 葛飾立志篇(1975)
男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976)
男はつらいよ 寅次郎純情詩集(1976)
男はつらいよ 寅次郎と殿様(1977)
幸福の黄色いハンカチ(1977)
男はつらいよ 寅次郎頑張れ!(1977)
男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(1978)
男はつらいよ 噂の寅次郎(1978)
男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979)
男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979)
遙かなる山の呼び声(1980)
男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(1980)
男はつらいよ 寅次郎かもめ歌(1980)
男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎(1981)
男はつらいよ 寅次郎紙風船(1981)
男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(1982)
男はつらいよ 花も嵐も寅次郎(1982)
男はつらいよ 旅と女と寅次郎(1983)
男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(1983)
男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(1984)
男はつらいよ 寅次郎真実一路(1984)
男はつらいよ 寅次郎恋愛塾(1985)
男はつらいよ 柴又より愛をこめて(1985)
キネマの天地(1986)
男はつらいよ 幸福の青い鳥(1986)
男はつらいよ 知床慕情(1987)
男はつらいよ 寅次郎物語(1987)
ダウンタウンヒーローズ(1988)
男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日(1988)
男はつらいよ 寅次郎心の旅路(1989)
男はつらいよ ぼくの伯父さん(1989)
男はつらいよ 寅次郎の休日(1990)
息子(1991)
男はつらいよ 寅次郎の告白(1991)
男はつらいよ 寅次郎の青春(1992)
学校(1993)
男はつらいよ 寅次郎の縁談(1993)
男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様(1994)
男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995)
学校(1996)
虹をつかむ男(1996)
男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇(1997)
虹をつかむ男 南国奮斗篇(1997)
学校(1998)
十五才 学校(2000)
たそがれ清兵衛(2002)
隠し剣 鬼の爪(2004)
武士の一分(2006)
母べえ(2007)
シネマ歌舞伎 人情噺(ばなし) 文七元結(ぶんしちもっとい)(2008)
シネマ歌舞伎 連獅子(2008)
おとうと(2010)
京都太秦(うずまさ)物語[阿部勉との共同監督](2010)
東京家族(2013)
『『山田洋次作品集』全8巻(1979~1980・立風書房) ▽吉村英夫著『山田洋次の世界』(1984・シネ・フロント社) ▽嶋田豊著『山田洋次の映画』(1993・シネ・フロント社) ▽吉村英夫著『山田洋次「学校」が語りかけるもの』(1998・かもがわ出版) ▽山田洋次他著『男はつらいよ大全』(2002・中央公論新社)』

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世界大百科事典内の山田洋次の言及

【男はつらいよ】より

…《寅さん》シリーズとも呼ぶ。1969年の第1作以来,監督は山田洋次,主演は渥美清。シリーズとして世界最長記録である。…

【喜劇映画】より

…例えば木下恵介は,《お嬢さん乾杯》《破れ太鼓》(ともに1949)などの風俗喜劇や,《カルメン純情す》(1952)などの風刺喜劇に才腕をふるったが,作家論的にはむしろ《二十四の瞳》(1954)などの〈抒情映画の名匠〉として評価されることになる。このことは,結局,戦後の喜劇映画で最後に残ったのが,山田洋次の,ハナ肇主演のいわゆる《馬鹿》シリーズから,渥美清主演の《男はつらいよ》シリーズに至る一連の〈無知で気のいい男の悲喜劇〉という人情路線であることからも立証されよう。【森 卓也】。…

※「山田洋次」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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