森蘊(読み)モリ オサム

20世紀日本人名事典 「森蘊」の解説

森 蘊
モリ オサム

昭和期の庭園研究家 京都庭園文化研究所所長;元・奈良国立文化財研究所建造物研究室長。



生年
明治38(1905)年8月8日

没年
昭和63(1988)年12月14日

出生地
東京府北多摩郡立川村(現・東京都立川市)

学歴〔年〕
東京帝国大学農学部林学科〔昭和7年〕卒

学位〔年〕
工学博士(東京工大)〔昭和29年〕

主な受賞名〔年〕
勲三等瑞宝章〔昭和51年〕

経歴
昭和27年奈良国立文化財研究所創立と同時に建造物研究室長に就任。42年退官後は京都庭園文化研究所を設立、所長。日本庭園史研究の第一人者。毛越寺(岩手県)、浄瑠璃寺(京都)、一条院(奈良)などの庭園の復元も行った。著書に「日本庭園の伝統」「平安時代庭園の研究」「桂離宮の研究」「中世庭園文化史」「小堀遠州」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「森蘊」の解説

森蘊 もり-おさむ

1905-1988 昭和時代の庭園史家。
明治38年8月8日生まれ。昭和27年奈良文化財研究所にはいる。平安時代の古庭園を文献調査発掘により研究,復元整備もおこなった。日本建築学会賞,日本造園学会賞を受賞。昭和63年12月14日死去。83歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「桂離宮の研究」「日本庭園の伝統」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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