日本歴史地名大系 「椎名八王子神社」の解説 椎名八王子神社しいなはちおうじじんじや 高知県:室戸市椎名村椎名八王子神社[現在地名]室戸市室戸岬町 椎名椎名川河口近くの南岸、椎名集落に向い合って鎮座する。祭神は多紀理比売命など三女神・五男神の八柱。古くは八王子権現と称した。旧村社。天正一五年(一五八七)の東寺地検帳に八王子神田として九筆一町一二代九歩が記されるが、正月五日・三月五日・四月三日・七月七日・八月一五日・九月九日などに神事のあったことが知られる。現在は一〇月一五日が大祭で、神輿を海中に担ぎ込む勇壮な行事が残る。この祭礼に奉納される太刀踊は県指定無形民俗文化財。別当寺の蓮福(れんぷく)寺は地蔵菩薩を本尊とする最御崎(ほつみさき)寺末の真言宗寺院で、柳高山常楽院と号した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by