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太刀踊 たちおどり

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

太刀踊
たちおどり

太刀を振合せて踊る民俗舞踊。高知県,愛媛県に伝えられ,花取踊と呼ばれているところもある。九州地方に多い棒やなぎなたを打合せて踊る舞踊とも関連があると考えられ,持物を打合せることにより悪霊を退散させる呪法が芸能化したものとみられる。

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デジタル大辞泉の解説

たち‐おどり〔‐をどり〕【太刀踊(り)】

高知県を中心に分布する民俗芸能。普通は20人ほどの若者が二人一組になって、太刀または太刀花(両端に紙花をつけた棒)を打ち合わせながら踊る。花取り踊り。

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世界大百科事典 第2版の解説

たちおどり【太刀踊】

民俗芸能。おもに高知県西部と愛媛県宇和地方に行われている風流(ふりゆう)踊(風流)で,青年たち10~20名程度が真剣を打ち合わせながら踊る。花取(採)踊と称して一段と風流化したものも少なくなく,たとえば土佐市蓮池では,鉢巻をし,袴(はかま)の股立(ももだち)を取った10名前後の青年が,太刀組と花棒組に分かれて立ち合い,太刀で花棒の紙花を切り散らしながら歌にのって踊る。広義には棒踊などの武技の芸能に入り,武具を打ち合わせるところに悪霊調伏の呪術的意義がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

太刀踊
たちおどり

太刀を持って踊る踊り。高知県一帯から愛媛県南部にかけて分布する。所により異同もあるが、白鉢巻、紋付にたすき掛けの若者2、30人が2人一組になって二列に向かい合い、真剣を抜いて激しく打ち合わせながら、背中合わせ、前合わせ、入れ替わり合いなどして踊る。囃子(はやし)や歌に合わせ、ときに太刀の柄(つか)に紙でこしらえた花をつけ、他方がその先端を真剣で切り散らす場合もある。その紙が空中に舞い上がるため、花取(はなとり)踊とか花鳥踊とよぶ地方もある。起源は、城主の戦勝祝い、敵陣突破、怨霊(おんりょう)退治などさまざまあるが、鎌(かま)や棒などの持ち物を打ち合わせる棒踊、長刀(なぎなた)踊などとも関連して、もともと悪霊退散を意味するものであったらしい。高知県高岡(たかおか)郡檮原(ゆすはら)町の花取踊は同町の飛念仏(とびねんぶつ)といわれるものに類似しており、太刀踊に念仏系の要素がみてとれる。普通高知では太刀のみ、愛媛では太刀と鎌との切り合いという差異が認められる。[萩原秀三郎]

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