楊栄(読み)ようえい(その他表記)Yang Rong; Yang Jung

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「楊栄」の意味・わかりやすい解説

楊栄
ようえい
Yang Rong; Yang Jung

[生]洪武4(1371)
[没]正統5(1440).杭州
中国,明の政治家。建安 (福建省) の人。字は勉仁。初めの名は子栄。諡は文敏。建文2 (1400) 年の進士。初め翰林院編修に就任永楽帝知遇を得て内閣に入り,名を栄と改めた。永楽帝の北征にはしばしば従軍し,また『性理大全』などの編修にあたった。宣徳1 (26) 年漢王朱高煦 (しゅこうく) の反乱には親征の計画を立てた。内閣にあること前後 37年,永楽,洪煕,宣徳,正統の4朝に歴任して,楊士奇楊溥 (ようふ) とともに三楊と称せられ,朝野に重んじられた。主著『後北征記』『楊文敏集』。

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