楞厳院(読み)りょうごんいん

日本歴史地名大系 「楞厳院」の解説

楞厳院
りようごんいん

[現在地名]能代市檜山字檜山町

檜山町の中央、浄明じようみよう寺に隣する。曹洞宗、富岳山と号し、本尊聖観音

由緒書(河田氏蔵写本)によれば、天文年間(一五三二―五五)に安東舜季が父尋季の菩提を弔うため建立し、寺禄二六石を得たが、元亀元年(一五七〇)愛季が伽藍再建を命じ、翌二年に完成した。秋田氏転封後は、多賀谷氏が寺領二〇石のほか、境内山林を寄進した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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