日本歴史地名大系 「檜山町」の解説
檜山町
ひやままち
- 秋田県:能代市
- 檜山町
檜山城の城下町。羽州街道の駅場でもあり、現在も藩政期の松並木が残り、町の入口に一里塚がある。
町の東南一キロほどに檜山城跡(檜山安東氏城館跡)がある。一五世紀半ばの築城と思われるが、現在の町場は近世になってからである。ただし安東(秋田)氏が拠を構えてからまもなく、
享保一三年(一七二八)の檜山一円御絵図(秋田県庁蔵)によれば、小高い台地上の多賀谷氏の居館を中心として、東西南の三方に家臣の住居を置き、北は居館から檜山への入口、遠くは米代川を見通すように空間をとり、東は
享保の絵図と、天保二年(一八三一)の檜山絵図(秋田県庁蔵)によると、町の入口に檜山川に架かる大橋がある。大橋を渡ると丁字路にあたる。右折すると
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報