楢崎浅太郎(読み)ナラザキ アサタロウ

20世紀日本人名事典 「楢崎浅太郎」の解説

楢崎 浅太郎
ナラザキ アサタロウ

昭和期の教育心理学者 近畿大学教授



生年
明治14(1881)年11月8日

没年
昭和49(1974)年3月1日

出生地
岡山県津高郡円城村(現・御津郡加茂川町)

学歴〔年〕
京都帝国大学心理学科卒

経歴
昭和3年から2年間のヨーロッパ留学を経て東京高等師範学校と東京文理科大学の教授を兼任。27年近畿大学教授に就任し、心理学を担当したほか、同校参事・監事として大学運営にも当たった。教育の場における生徒児童素質個性・心理などの研究に従事し、小中学校教師と大学教授との合同研究を提唱、日本における教育心理学の基礎を確立したことで知られる。編著に「今後の教育の進み方と実験的研究」「個性教育原理と方法」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「楢崎浅太郎」の解説

楢崎浅太郎 ならざき-あさたろう

1881-1974 昭和時代の教育心理学者。
明治14年11月8日生まれ。昭和3年欧米に留学。東京高師教授,4年から東京文理大教授をかねる。27年近畿大教授。生徒,児童の素質,個性の診断測定の研究で知られる。昭和49年3月1日死去。92歳。岡山県出身。京都帝大卒。著作に「一般素質検査法の試み」「個性教育の原理と方法」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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