極浦(読み)キョクホ

デジタル大辞泉 「極浦」の意味・読み・例文・類語

きょく‐ほ【極浦】

遠くまで続く海岸。また、はるか遠方にある海岸。
「―の波を分け、しほにひかれて行く舟は」〈平家・七〉

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精選版 日本国語大辞典 「極浦」の意味・読み・例文・類語

きょく‐ほ【極浦】

  1. 〘 名詞 〙 きわめて遠い浦。浦のかなた
    1. [初出の実例]「夜極浦の波に宿すれば 青嵐吹いて皓月冷(すさま)じ〈慶滋為政〉」(出典和漢朗詠集(1018頃)下)
    2. [その他の文献]〔皇甫冉‐送李録事赴饒州〕

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普及版 字通 「極浦」の読み・字形・画数・意味

【極浦】きよくほ

遥か遠くの浦回(うらわ)。〔楚辞九歌河伯〕日將(まさ)にれんとして、悵として歸ることをる 極浦を惟(おも)ひて、寤(さ)めて懷ふ

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