標の外(読み)シメノホカ

デジタル大辞泉 「標の外」の意味・読み・例文・類語

しめ‐の‐ほか【標の外】

しめ縄の張ってある外側神社境内宮中など、立ち入り禁止場所のそと。⇔標の内
男女の間が隔たっていること。
「かう、―にはもてなし給はで」〈賢木

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精選版 日本国語大辞典 「標の外」の意味・読み・例文・類語

しめ【標】 の 外(ほか)

  1. 神あるいは特定人間が領有する地域の外。神社の境内、内裏などの外。転じて、比喩的な意味で男女の間が隔たっていること、相手が手のとどかないところにいることなどにも用いる。
    1. [初出の実例]「たのみすなみかきをせばみあふひぐさしめのほかにもありといふなり」(出典:道綱母集(1008頃か))

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