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標準星 ひょうじゅんせいstandard star

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

標準星
ひょうじゅんせい
standard star

星の明るさや色を決めるための標準となる星。最も早くから利用され,現在もよく使われているのは,北半球では一年中見える天の北極付近の約百個の星で,これらの明るさや色は写真観測により精密に決められており,北極標準星と呼ばれる。しかし,空の一部の星だけではいろいろな種類の星をすべて含めるわけにはいかないので,空の他の区域でも,北極標準星に準じて標準星が決められている。光電測光の発達とともに,明るさや色がさらに精密に決められ,その標準星として利用できる星が全天に定められている。

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百科事典マイペディアの解説

標準星【ひょうじゅんせい】

等級,色指数,スペクトル型などの観測量を標準システムで表すために指定された一群恒星。特に等級・色指数のための標準星である測光標準星をさす場合が多い。代表的なものに,UBVシステムの10個の第1次標準星とこれから派生した多数の標準星があり,主として光電測光に利用されている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ひょうじゅんせい【標準星 standard star】

等級,色指数,スペクトル型などの天体物理学的な観測量を標準のシステムで表すために指定された一群の恒星をいうが,とくに等級・色指数の標準星,すなわち測光標準星を意味する場合が多い。 測光標準星として最初に国際的に定められたのは〈北極系列〉と呼ばれる天の北極付近の100個近い星々で,写真測光のために長く使われた。一方,現代の代表的な測光標準星としては,H.L.ジョンソンらが定めたUBVシステムのものがあり,10個の第1次標準星とこれから派生した多数の標準星が全天に分布し,おもに光電測光のために用いられている。

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