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模造真珠(読み)モゾウシンジュ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「模造真珠」の意味・わかりやすい解説

模造真珠
もぞうしんじゅ

貝類など生物によることなく、真珠光沢を発する物質球状の核に塗って真珠に似せたもの。真珠が生物のつくりだしたものであるのに対して工業製品であり、人造真珠ともいう。かつては、タチウオなど魚の鱗(うろこ)に含まれる色素グアニンがよく用いられたが、近年炭酸鉛主成分としたものを、プラスチック核の表面に加工したものが多い。

[和田克彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「模造真珠」の意味・わかりやすい解説

模造真珠
もぞうしんじゅ
imitation pearl

人造真珠。もとガラス玉に,タチウオの鱗からとったグアニンを溶剤で溶いたものを塗布していたが,今日ではプラスチック玉に化学染料を塗布して作る。装身具などに用い大半は輸出されている。

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