日本歴史地名大系 「樫尾村」の解説 樫尾村かしおむら 福井県:今立郡今立町樫尾村[現在地名]今立町西樫尾(にしかしお)行司(ぎようじ)ヶ岳南麓にあり、東は粟田部(あわたべ)村、南は北小山(きたおやま)村(現武生市)、西は戸谷(とたに)村(現武生市)と接する。地名は大永年間(一五二一―二八)の大滝寺々庫収納田数帳(大滝神社文書)に「柏尾」と記されている。明治一四年(一八八一)に西樫尾村となった。江戸時代は福井藩領。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図は樫尾村として高四四八・一石を記す。 樫尾村かしおむら 富山県:婦負郡八尾町樫尾村[現在地名]八尾町樫尾村杉(むらすぎ)村の南東、久婦須(くぶす)川右岸にある。正保郷帳に村名がみえ、高二六九石、田方六町・畑方一一町九反余。享保六年(一七二一)の村付高改帳(島倉家文書)では高二三二石余。寛政二年(一七九〇)の古高二一七石余・定免三ツ九歩、新田高一〇一石余・平均免七歩六厘余、銀納畠二千五歩(一〇〇歩につき一匁八分)、小物成銀は山役五匁余・川役三匁余・楮役一匁余・蝋役六匁余(高物成品々手鏡)。 樫尾村かしおむら 奈良県:吉野郡吉野町樫尾村[現在地名]吉野町大字樫尾菜摘(なつみ)村の東、吉野川の湾曲地に立地。中(なか)ノ郷のうち。慶長郷帳では村高一〇四・九六八石、幕府領(代官楢村監物)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報