樺太鱒(読み)カラフトマス

デジタル大辞泉 「樺太鱒」の意味・読み・例文・類語

からふと‐ます【×樺太×鱒】

サケ科海水魚全長約50センチ。体は紡錘形で側扁し、背側青黒色腹側銀白色。満2年で成熟し、日本では東北地方・北海道の河川に上り、産卵して死ぬ。このころの雄はふんが著しく湾曲し、背が張り出すので、背っ張り鱒ともいう。北太平洋に広く分布塩蔵品缶詰にされる。

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精選版 日本国語大辞典 「樺太鱒」の意味・読み・例文・類語

からふと‐ます【樺太鱒】

  1. 〘 名詞 〙 サケ科の海産魚。全長七五センチメートル。体はやや長く側扁し、口は大きく歯が鋭い。背が青黒色で、腹が銀白色。尾びれに明瞭な黒斑がある。側線鱗数が一五〇~二四〇でサケ類では最も多い。秋、河川を遡(さかのぼ)って産卵する。産卵期に雄の吻が湾曲して背が張り出すので、セッパリマスと呼ぶ。食用。三陸北部沿岸からカリフォルニアまでの北太平洋に広く分布。満二か年で成熟する。ます。《 季語・春 》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「樺太鱒」の解説

樺太鱒 (カラフトマス)

学名Oncorhynchus gorbuscha
動物。サケ科の遡河性魚

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