橋岡 久馬(読み)ハシオカ キュウマ

新撰 芸能人物事典 明治~平成の解説

橋岡 久馬
ハシオカ キュウマ


職業
能楽師(観世流シテ方)

肩書
橋岡会舞台代表 重要無形文化財保持者(能楽)

生年月日
大正12年 8月13日

出生地
東京

学歴
慶応義塾大学文学部国文科〔昭和22年〕卒

経歴
父は橋岡家7世の橋岡久太郎。昭和2年「鞍馬天狗花見の役」で初舞台を踏む。戦後フランス政府給費生(芸術部門)試験に合格して1年間フランスに留学。38年橋岡家8世を継ぐ。42年の能楽団海外公演では団長をつとめた。43年歴代最年少で重要無形文化財保持者となる。父譲りの精密な解釈と独特の表現力で異彩を放ち、“鬼才”と評された。61年国立劇場能楽堂で「道成寺」を演じ、62歳の若さで引退。平成7年江戸時代以前から途絶えていた能楽「檜垣の乱拍子」を400年ぶりに舞う。また免疫学者・多田富雄の新作能で、脳死を主題とした「無明の井」や朝鮮人の強制連行を主題とした「望恨歌」などを初演した。

受賞
スウェーデン王国演劇最高勲章〔昭和42年〕 大阪市文化祭大賞〔昭和53年〕

没年月日
平成16年 3月19日 (2004年)

家族
父=橋岡 久太郎(能楽師),弟=橋岡 慈観(能楽師)

伝記
アポロンにしてディオニソス 橋岡久馬の能生命をめぐる対話能・歌舞伎俳優たち 多田 富雄 文,森田 拾史郎 写真多田 富雄 著塚本 康彦 著(発行元 アートダイジェスト大和書房朝日新聞社 ’00’99’94発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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