機法一体(読み)きほういったい

精選版 日本国語大辞典 「機法一体」の意味・読み・例文・類語

きほう‐いったい キホフ‥【機法一体】

〘名〙 仏語衆生の「機」と阿彌陀仏の「法」とは一体で不二不離の関係にあること。浄土宗西山派および真宗で説く。→機法
安心決定鈔(14C前)本「十方衆生の願行円満して、往生成就せしとき、機法一体の南無阿彌陀仏正覚を成じたまひしなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「機法一体」の意味・わかりやすい解説

機法一体
きほういったい

浄土宗一派である西山派浄土真宗とで用いられる言葉で,一般の人々がもっている潜在的可能性 (機) と仏陀 (特に阿弥陀仏) の教え (法) とが,本来不二一体であるとする説。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android