普及版 字通 「櫪」の読み・字形・画数・意味
櫪
20画
[字訓] ゆびひしぎ・かいばおけ・うまや
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(歴)(れき)。〔説文〕六上に「櫪(れきし)、指(ひし)なり」とあって、指攻めに用いる刑具のゆびひしぎをいう。また馬のかいばおけの意があり、うまやをもいう。魏の武帝の楽府〔碣石〕に「老驥(らうき)櫪に伏するも 志は千里に在り」の句がある。
[訓義]
1. ゆびひしぎ、指攻めの刑具。
2. かいばおけ、まぐさおけ。
3. うまやのねだ、うまや。
4. 櫟と通じ、木の名、くぬぎ。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕櫪 馬槽。、久奴木(くぬぎ)、、久比是(くひぜ)〔和名抄〕櫪 之以太(しきいた)〔名義抄〕木 クヌギ/櫪 シキイタ・クヌギ
[熟語]
櫪驥▶・櫪廏▶・櫪▶・櫪馬▶
[下接語]
故櫪・櫪・槽櫪・馬櫪・廃櫪・伏櫪
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報