精選版 日本国語大辞典「上客」の解説
じょう‐きゃく ジャウ‥【上客】
〘名〙 (古くは「しょうきゃく」とも)
※史記抄(1477)一一「晏子が、げにもさぢゃと云て、上客としたぞ」
※改正増補和英語林集成(1886)「Shōkyaku シャウキャク 上客」
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上「席上(ざつき)は上客(ジャウキャク)より乱れ始めて」
※性霊集‐五(835頃)為大使与福州観察使書「殊私曲成。待以二上客一」
※評判記・色道大鏡(1678)一「大臣 傾城買の上客(ジャウキャク)をさしていふ」 〔礼記‐曲礼上〕
③ =しょうきゃく(正客)②
※南方録(17C後)滅後「賞客と云は貴賤によらず申入れたる人を上客とあしらふ也」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報