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歯磨売 はみがきうり

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世界大百科事典 第2版の解説

はみがきうり【歯磨売】

歯磨粉は近世には小間物屋で売られていたが,江戸には引出しのついた小箱を片手にさげてさまざまな芸を見せながら歯磨粉だけを売り歩く者がいた。《塵塚談》には〈歯磨売り一袋六文八文なり。一袋を一ヶ月二ヶ月も用ゆる物なるに,売店夥しく,名産も数軒あるなり。然るに売り廻る者数百人有るべし〉とある。歯磨売は〈梅紅散くすり歯磨口中一切,ばいこうさん〉(《浮世風呂》)とか〈市川団十郎本家はみがきおもとめなさい。わずか八文,おんはこづめが三十二文〉(《合物端歌弾初》)といった売り声をたてて売り歩いた。

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世界大百科事典内の歯磨売の言及

【松井源水】より

…玄水とも書く。大道芸人,香具師(やし)。昭和期までに17代を数える。松井家の元祖玄長は,越中礪(砺)波(となみ)の出身で,霊薬反魂丹(はんごんたん)を創製し,2代目道三のときに富山袋町に移住して,武田信玄から売薬御免の朱印を受けた。延宝・天和(1673‐84)のころに,4代目玄水が江戸へ出て反魂丹を売りはじめたが,その宣伝,販売のために,箱枕をいろいろと扱う曲芸〈枕返し〉や居合抜きなどを演じた。享保(1716‐36)ごろには,居合抜きのほか曲独楽(きよくごま)(独楽)を演ずるようになり,将軍家重の浅草寺参詣のおりには上覧に供して御成(おなり)御用の符を拝領した。…

※「歯磨売」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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