比濁分析(読み)ヒダクブンセキ

デジタル大辞泉 「比濁分析」の意味・読み・例文・類語

ひだく‐ぶんせき【比濁分析】

微細粒子が浮遊する懸濁液などの濁りの度合い(濁度)から、その濃度物質量測定する化学分析法の一つ。そのための測定装置を比濁計という。微細粒子として細菌などの菌体量の測定にも用いられる。比濁法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「比濁分析」の解説

比濁分析
ヒダクブンセキ
turbidimetry, nephelometric analysis

懸濁液光散乱を利用して物質濃度を定量する分析.透過光を測定する方法と,入射光直角方向で散乱光を測定する方法があり,前者を濁り測定,後者比濁分析という.散乱光を観察する場合,既知濃度の標準液と比較するときをネフェロメトリーという.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「比濁分析」の解説

比濁分析

 比濁,比濁法,ネフェロ分析ともいう.コロイド溶液,菌体の懸濁液などの濁りを測定して物質量,菌体量などを定量する方法.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android