デジタル大辞泉 「気化爆弾」の意味・読み・例文・類語 きか‐ばくだん〔キクワ‐〕【気化爆弾】 酸化エチレンや酸化プロピレンなどの液体燃料を気化して霧状に拡散させ、空気中の酸素を利用して高温の爆発を起こす爆弾。蒸気雲爆発の原理を利用したもの。燃料気化爆弾。FAE。→サーモバリック爆弾 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「気化爆弾」の意味・わかりやすい解説 気化爆弾きかばくだんFuel air explosive 酸化エチレン,酸化プロピレンなどの燃料を詰めて投下し,地表近くでエアロゾル状態に拡散させ信管によって爆発させる爆弾。蒸気雲爆発の仕組みを応用したもので,通常の爆弾の威力に加えて非常に高圧の爆風を起こすため,地雷の除去などにも有効。アメリカが湾岸戦争で使用したクラスター爆弾 (集束爆弾) 型の CBU-72は,酸化エチレン約 30kgを充填した子爆弾1個が高度約 10mで半径約 10m,厚さ約 2.5mのエアロゾルの層を形成し,爆発する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by