水ジルコニウム反応(読み)ミズジルコニウムハンノウ

デジタル大辞泉 「水ジルコニウム反応」の意味・読み・例文・類語

みずジルコニウム‐はんのう〔みづ‐ハンオウ〕【水ジルコニウム反応】

原子炉冷却材喪失事故LOCA)が発生し、燃料被覆管高温になった場合に、被覆管の材料として使われているジルコニウム冷却水水蒸気反応すること。この反応で水素が発生する。
[補説]平成23年(2011)の福島第一原発事故では、1号機で冷却水の水位が低下して、燃料棒が露出し、燃料被覆管のジルコニウムが水蒸気と反応して大量の水素が発生。これが原子炉格納容器に漏れ、圧力が上昇したため、排気したところ、原子炉建屋内で水素爆発が発生し、建屋が破壊された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む