事典 日本の地域ブランド・名産品 「水口かんぴょう」の解説
水口かんぴょう[加工食品]
みなくちかんぴょう
甲賀市水口地域で生産されている。安土桃山時代、水口岡山城主・長束正家が農家につくらせたのが始まり。江戸時代中期の1712(正徳2)年、城主が加藤嘉矩になってから新しい製法が導入され、改良が重ねられて現在のようなかんぴょうになったという。安藤広重「東海道五十三次」の水口宿に、かんぴょうを干す女達が描かれて水口のかんぴょうは全国に知れ渡った。やわらかく煮えやすい。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報