永承(読み)エイショウ

精選版 日本国語大辞典 「永承」の意味・読み・例文・類語

えいしょう【永承】

  1. 平安時代、後冷泉天皇の代の年号。寛徳三年(一〇四六)四月一四日代始により改元。関白藤原頼通の時代。永承八年(一〇五三正月天喜と改元された。出典は「尚書」の「永承天」によるとされるが(天秘別録)、「宋書‐礼志」の「宜宗廟、永承」とあるのによる。

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日本の元号がわかる事典 「永承」の解説

えいしょう【永承】

日本の元号(年号)。平安時代の1046年から1053年まで、後冷泉(ごれいぜい)天皇の代の元号。前元号は寛徳(かんとく)。次元号は天喜(てんぎ)。1046年(寛徳3年)4月14日改元。後冷泉天皇の即位にともない行われた(代始改元)。『書経(しょきょう)』あるいは『宋書(そうしょ)』を出典とする命名。1050年(永承5)、陸奥国司の藤原登任(なりとう)が安倍氏征伐に挙兵、安倍氏との間に戦闘が起こり、前九年の役の発端となった。翌1051年(永承6)に、源頼義(よりよし)が陸奥守として赴任し、安倍氏との争乱が本格化した。◇「えいじょう」とも読む。

えいじょう【永承】

⇒永承(えいしょう)

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