日本歴史地名大系 「江尻城跡」の解説 江尻城跡えじりじようあと 静岡県:清水市旧有渡郡地区江尻宿江尻町江尻城跡[現在地名]清水市江尻町・二の丸町・宝町・小芝町現JR清水駅の西方、巴(ともえ)川左岸にあった平城跡。第二次世界大戦までは堀跡が一部残っていたというが、現在は市街地化により遺構は残存しない。「駿河記」によると、永禄一三年(一五七〇)武田信玄の命により馬場美濃守が築城し、小芝(おしば)城と号したという。なお永禄一二年四月一九日の武田信玄掟書写(榊原家所蔵文書)が当城に対するものとの説があるが、検討を要する(静岡県史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by