江山(読み)こうざん

精選版 日本国語大辞典 「江山」の意味・読み・例文・類語

こう‐ざんカウ‥【江山】

  1. 〘 名詞 〙 川と山。山川山水。また、水陸の交わる景色
    1. [初出の実例]「三春出猟重城外。四望江山勢転雄」(出典:凌雲集(814)春日遊猟日暮宿江頭亭子〈嵯峨天皇〉)
    2. 「日は江山(コウサン)に没(い)ころより、〈略〉船に神輿を乗(のし)たてまつり」(出典読本南総里見八犬伝(1814‐42)四)
    3. [その他の文献]〔荘子‐山木〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「江山」の読み・字形・画数・意味

【江山】こう(かう)ざん

山河。宋・軾〔後の赤壁の賦〕江り、斷岸千尺。山高く小に、水ちて石出づ。曾(すなは)ち日許(いくばく)ぞ、而(すなは)ち江山復(ま)たるべからず。

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