江戸狂言(読み)エドキョウゲン

デジタル大辞泉 「江戸狂言」の意味・読み・例文・類語

えど‐きょうげん〔‐キヤウゲン〕【江戸狂言】

江戸で発達した歌舞伎狂言。初世市川団十郎の創始した荒事あらごとや、鶴屋南北つるやなんぼく河竹黙阿弥かわたけもくあみなどによって完成された生世話物きぜわものがその代表江戸歌舞伎。→上方かみがた狂言

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精選版 日本国語大辞典 「江戸狂言」の意味・読み・例文・類語

えど‐きょうげん‥キャウゲン【江戸狂言】

  1. 〘 名詞 〙 江戸の劇場に書きおろされた歌舞伎狂言。上方狂言に比べて、豪放、淡泊で、ゆったりしているのが特色歌舞伎十八番荒事南北黙阿彌などによる「濡れ場」「ゆすり場」を設けた生世話物(きぜわもの)などが代表的。江戸歌舞伎。
    1. [初出の実例]「うまみある江戸狂言のやまとやはおもしろ酒のやはらかでよし」(出典:随筆・式亭雑記(1810‐11))

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