江戸甲冑(読み)えどかっちゅう

事典 日本の地域ブランド・名産品 「江戸甲冑」の解説

江戸甲冑[金工]
えどかっちゅう

関東地方、東京都の地域ブランド。
東京に由来する製法により荒川区・葛飾区・墨田区・台東区・文京区で生産された五月人形として飾るための甲冑江戸甲冑は、江戸で活躍した人形師たちの手によって実物さながらにつくられた飾り甲冑に遡ることができる。その製造工程は複雑多岐で、金工・漆工皮革工芸・組紐の技法などあらゆる技術を集大成してつくられる。工夫・研究を重ね、現在でも実物の技法・意匠随所に織り込みつくられているものが多い。東京都伝統工芸品。2007(平成19)年3月、江戸衣裳着人形とともに江戸節句人形として経済産業大臣によって国の伝統的工芸品に指定。2007(平成19)年3月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5030080号。地域団体商標の権利者は、東京都雛人形工業協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む