江戸衣裳着人形(読み)えどいしょうぎにんぎょう

事典 日本の地域ブランド・名産品 「江戸衣裳着人形」の解説

江戸衣裳着人形[人形・玩具]
えどいしょうぎにんぎょう

関東地方、東京都の地域ブランド。
東京に由来する製法により足立区・荒川区・葛飾区・杉並区台東区で生産された衣裳着人形節句人形市松人形などに、衣装を着せつけできる人形総称したもの。京都で発祥し、江戸では寛永年間(1624年〜1644年)以降盛んになった。藁などの胴体に顔や手足をつけ、衣裳を着せつけて完成させるもので、百を超える工程を一つずつ丹念に仕上げていく。江戸時代から受け継がれた技術・技法をもとに、現代的感覚を生かした美しさや可憐さが特徴。東京都伝統工芸品。2007(平成19)年3月、江戸甲冑とともに江戸節句人形として経済産業大臣によって国の伝統的工芸品に指定。2007(平成19)年2月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5026442号。地域団体商標の権利者は、東京都雛人形工業協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「江戸衣裳着人形」の解説

江戸衣裳着人形

東京都江戸川区、台東区などで生産される伝統的な節句人形や市松人形で、衣装の着付けや着せ替えができるものの総称。東京都により「東京の伝統工芸品」に指定されている。

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