日本歴史地名大系 「江東寺」の解説 江東寺こうとうじ 長崎県:島原市島原城下古町・堀町江東寺[現在地名]島原市中堀町清光山と号し、曹洞宗。本尊は釈迦如来。永禄元年(一五五八)有馬氏の日野江(ひのえ)城(現北有馬町)の下の田平(たびら)に有馬義純(晴信の弟)が創建した神竜山江月(こうげつ)寺を前身とする。開山は宣安明言(有馬晴純の子とも、義純の法名とも)と伝える。慶長一九年(一六一四)有馬氏が日向国県(あがた)(現宮崎県延岡市)に移封、替わって松倉重政が入封し、日野江城に替えて島原城(森岳城)を築城したことに伴い、寛永二年(一六二五)島原今村(いまむら)に移り、入江の東にあることから江東寺と改めたとされる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報