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島原市 しまばら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

島原〔市〕
しまばら

長崎県南東部,島原半島東岸にある市。 1940年市制。 1955年三会村,2006年有明町をそれぞれ編入。南西部の雲仙岳山麓から眉山,舞岳,さらに有明海に向かい,ゆるやかな斜面をもつ扇状の地形が広がる。寛政4 (1792) 年の眉山の爆発は「島原大変」として有名。有明海に浮かぶ九十九島はその際に崩壊した岩石が流出して形成されたもの。眉山の東側斜面にある中央市街地はかつては島原藩の城下町で,天守閣が復元された島原城,江東寺,島原武家屋敷跡,旧島原藩薬園跡 (国指定史跡) など江戸時代の町並みの名残りがある。付近には島原温泉もあり,観光客が多く訪れる。島原湾の湾岸地域は商工業の中心地で,豊富で清冽な湧水を利用した缶詰,酒醸造などの工業が発達。北部には臨海工業地区をもつ島原新港があり,食品コンビナートの形成が進んだ。北東部には県内随一の生産量を誇る肥沃な畑作地帯があり,ダイコン,ニンジン,ハクサイなどの野菜を生産。畜産や,遠浅を利用したノリの養殖も行なわれる。 1990年雲仙岳が 200年ぶりに噴火 (→平成新山 ) ,1991年には噴火による火砕流,土石流で上木場,千本木,水無川流域に大きな被害をもたらした。眉山など南西部は雲仙天草国立公園に属する。海岸沿いを島原鉄道,国道 251号線が通り,57号線が分岐する。面積 82.97km2。人口 4万5436(2015)。

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