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池田好運 イケダコウウン

デジタル大辞泉の解説

いけだ‐こううん〔‐カウウン〕【池田好運】

江戸初期の航海学者。肥後の人。来日したポルトガル人マノエル=ゴンザロに航海術を学び、元和2年(1616)にルソン島へ渡航。生没年未詳。著「元和(げんな)航海記」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

池田好運 いけだ-こううん

?-? 江戸時代前期の航海家。
元和(げんな)2年(1616)ポルトガルの商人ゴンサロとともに長崎から呂宋(ルソン)(フィリピン)に渡航し,実地に航海術をまなぶ。この経験をもとに,4年「元和航海書(記)」(日本最初の西洋流航海術書)をあらわす。寛永13年(1636)長崎沖のポルトガル沈没船から銀をひきあげた。肥後(熊本県)出身。本姓は菊池。通称は与右衛門。

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朝日日本歴史人物事典の解説

池田好運

生年:生没年不詳
江戸時代初期の航海家。『元和航海書』の著者として知られる。その序文に長崎の住,肥後(熊本県)菊池の姓池田与右衛門入道好運編輯とある。元和2(1616)年マノエル・ゴンサロと共に2年間一緒にルソンへ航海し,その間に航海術を学び,なお不明の点を研究して,その結果を記述したという。季節による太陽の赤緯表をかかげて南蛮航海術を述べるとともに,東南アジア方面の航路や船長の心得なども記してある。日本における最初の西欧流航海術書で,航海日誌の類ではなく,題名は旧蔵者がつけたもので不適切である。また京都の水学宗圃という人と協力して,寛永13(1636)年長崎で沈没したポルトガル船から銀を引き上げたという事跡がある。

(内田正男)

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大辞林 第三版の解説

いけだこううん【池田好運】

江戸初期の天文学者。長崎の人。通称弥右衛門。ポルトガル人から航海術を学び、ルソン島へ実地航海した。生没年未詳。著「元和航海記」「按針術」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

池田好運
いけだこううん

生没年不詳。江戸初期の航海学者、技術者。肥後(熊本県)の菊池氏の出身。長崎の住人。通称は与右衛門入道。来日したポルトガル人航海家マノエル・ゴンザロManuel Gonzaloから航海術を学び、1616年(元和2)ルソン島へ実地航海して技術を体得し、1618年『元和(げんな)航海記』とよばれる無題書(現在京都大学図書館蔵)を著して、東南アジアへの航海に必要な天文、気象、海況の観測心得を、その測定装置の図解とともに説いた。1636年(寛永13)金山排水法とからくりを応用し、長崎港沖の沈没ポルトガル船から積み荷の銀600貫(2250キログラム)の引き揚げに成功した。[石山 洋]

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