20世紀日本人名事典 「池田種生」の解説
池田 種生
イケダ タネオ
大正・昭和期の教育運動家
- 生年
- 明治30(1897)年11月8日
- 没年
- 昭和49(1974)年12月20日
- 出生地
- 兵庫県氷上郡
- 本名
- 池田 胤夫
- 別名
- 筆名=野上 荘吉
- 学歴〔年〕
- 姫路師範〔大正8年〕卒
- 経歴
- 小学校訓導講習所に学んで17歳の時、兵庫県氷上郡沼貫第二小学校で先生を経験。大正4年、自由主義教育者・野口援太郎が校長の姫路師範に入り、8年卒業。城崎郡の日高山学校、山奥の同郡八代小学校などで自由教育を実施、視学と対立した。15年に上京、大西伍一と「土の教育」を実践。教員組合・啓明会に入り教育週報の記者などを経て、昭和5年、新興教育研究所に参加、7年、新興教育同盟準備会委員長。戦時中は帝国教育新聞を出し教育の反動化を訴えたが、15年廃刊。戦後22年、週刊教育新聞を編集、中央教育復興会議幹事、産業教育研究連盟顧問などを務めた。著書に「日本教育界暴露記」「プロレタリア教育の足跡」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報