池田重善(読み)イケダ シゲヨシ

20世紀日本人名事典 「池田重善」の解説

池田 重善
イケダ シゲヨシ

昭和期の陸軍軍人 元・陸軍憲兵曹長。



生年
大正4(1915)年

没年
昭和63(1988)年9月11日

出身地
宮崎県東臼杵郡南郷村

別名
別名=吉村 重善(ヨシムラ シゲヨシ)

経歴
昭和16年憲兵として中国に渡る。終戦捕虜となり、妻の姓吉村を名乗り、20年11月〜22年11月まで、モンゴル人民共和国首都ウランバートル抑留収容所の捕虜隊長となり、部下リンチを加え、多数の犠牲者を出したといわれる。(暁に祈る事件)復員後、虐待行為で元隊員に告発され、33年懲役3年の二審判決に従い、服役。35年出所以来証言を集め、55年再審請求を出したが、却下著書に「活字の私刑台―暁に祈る事件の真相」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「池田重善」の解説

池田重善 いけだ-しげよし

1915-1988 昭和時代の軍人。
大正4年7月25日生まれ。昭和20年陸軍憲兵曹長のとき敗戦,ソ連軍の捕虜となる。モンゴルのウランバートルの収容所の所長となって吉村隊長とよばれ,旧日本軍兵士に過酷な労働強制。帰国後の24年旧兵士に告発され,33年懲役3年の判決に服した(「暁に祈る」事件)。昭和63年9月11日死去。73歳。宮崎県出身。変名吉村久佳(ひさよし)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「池田重善」の解説

池田 重善 (いけだ しげよし)

生年月日:1915年7月25日
昭和時代の陸軍軍人。憲兵曹長
1988年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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