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沖縄舞踊 おきなわぶよう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

沖縄舞踊
おきなわぶよう

沖縄本島,宮古島,八重山諸島など南西諸島一帯で行われる舞踊の総称。獅子舞など中国の影響の強いものもあり,また沖縄独特の著しい特色があるが,日本の舞踊の古風を伝えるものと,その影響下につくられたものが多いといわれ,日本の舞踊の南限とされている。沖縄の舞踊は民間で行われる民俗舞踊と,首里の王宮で行われた宮廷舞踊の2つに大別される。民俗舞踊は,沖縄本島のエイサーや宮古のクイチャーといわれる盆踊,念仏踊,雨乞踊,南島 (はえのしま) 踊といわれる棒踊,弥勒踊など種類も多く,各島に独特なものもある。踊りは,正月,盆,節祭,豊年祭など種々の祭りや祝い,あるいは若い男女が野外に集って行う野遊び,夜遊びなどの機会に踊られる。宮廷舞踊は冠船踊といって琉球国王の代替りに中国から来た冊封使 (さくほうし) をもてなすために催された。正徳5 (1715) 年その踊奉行に任じられた玉城朝薫 (たまぐすくちょうくん) がせりふ,歌,舞踊から成る劇的な筋をもつ組踊を創始。組踊のなかの舞踊は独立しても演じられ,端踊 (はおどり) といって,老人踊,若衆踊,二歳踊,女踊などがあり,役柄によってテンポと心持に違いがある。また明治以後につくられたものは雑踊 (ぞうおどり) といい,民謡を主題としたテンポの速いものがある。

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