没義道(読み)モギドウ

デジタル大辞泉 「没義道」の意味・読み・例文・類語

もぎ‐どう〔‐ダウ〕【没義道/無義道】

[名・形動]人の道にはずれてむごいこと。非道なこと。また、そのさま。不人情。
田舎の客から―に金を絞りとる場面なども」〈里見弴・安城家の兄弟
[類語]非道殺生無慈悲無情罪作りひどいむごい

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精選版 日本国語大辞典 「没義道」の意味・読み・例文・類語

もぎ‐どう‥ダウ【没義道・無義道】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 情が無く、むごく扱うこと。不人情なこと。また、そのさま。冷酷。邪険。
    1. [初出の実例]「独法師に宿借じと、無義道(モギトウ)なるも誰を恨の葛信太」(出典浮世草子懐硯(1687)三)

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